五十鈴は、設立から50数年、戦後の高度成長やドルショック、オイルショック、バブル景気とその崩壊、重厚長大離れやビックバン、グローバル・スタンダード経営志向、中国特需と鉄鋼原材料不足と、その時々の環境に適応し、現在は株式会社メタルワン、新日本製鐵株式會社の事業投資会社として、年間約1000億円規模の売り上げを誇るグループ会社として成長を続けてきました。今後はさらに変革を加速し、我々経営者の務めである「鋼板流通サービス」への革新を図っていく決意です。
企業の存在目的は社会貢献、拡大発展、自己実現ですが、これらのことを踏まえて、五十鈴は創業以来、理念経営に徹しています。現在では目標観を「ビジョナリーカンパニーの実現」としていますが、これは「気分良く働けて、業績が良く、自己成長できる」会社を全員参画で創っていこうというものです。そしてそのベースになる物の考え方が経営理念であり、創業者精神です。社訓をはじめとする「五十鈴の理念」に則り、五十鈴らしい経営をこれからも行っていく所存です。
株主はもちろんのこと、お客さまや従業員すべてのステークホルダーの満足を提供し続けていくことが我々の使命ですが、一番大切にしているものが、「人と組織」です。「企業は人なり」という昔からの言葉がありますが、五十鈴では真剣にそれに取り組み、教育投資に力を入れています。体系化されたOD(組織開発)活動の一環として、教育研修を継続的に行ない、小集団活動としてはIOC(五十鈴組織変革)活動というものがあります。さらに、21世紀にふさわしい企業体を全員参画で実現するための「協創プロジェクト」も数多く頻繁に実施しています。
五十鈴グループとして「社会的『個』の確立」を目指すべく、これらの活動を通じて、イノベーションを促進し、21世紀のビジョンである「五十鈴ブランドの構築」をスピードを上げて実現したいと思っています。
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